ごてふ

目撃者 闇の中の瞳のごてふのレビュー・感想・評価

目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)
3.5
新宿シネマカリテにて。台湾発のクライムサスペンス作品にサービスデーではあるが若年層中心に5割程度の入り。ひとつの事故を基点に現在と過去が交錯する混み入った内容。更には登場人物の誰にも感情移入できないのが少々辛い。説明的な科白を極力排したハードボイルドタッチの語り口は実に映画的。後半はホラー色も加わって、そのあたりの肌触りは好みが分かれるだろう。但しミスリードの為に登場人物たちの虚偽を映像化するのはルール違反ではないか。その他幾つか腑に落ちぬ点あり。本作の原題はミステリーの題材や暗喩に良く使われているマザーグースからの一編。著名な童謡のようにはキレイな韻は踏んでいないということか。
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