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デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」のlpのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

これまでの5本で期待値が下がりに下がって、ハードルが地面にめり込んでるレベルで鑑賞。5章が終わった時点で、色々な意味で「これ、どうすんの?」状態だったのだけど、果たして奇跡の逆転はあったのだろうか・・・?

結論から言うと、「リブートを無かったことにする」、「02組の顛末に触れる」という「最低限、これだけは必ずやって」と思っていた2点は、一応クリアしていた(いやまあ、リブートに関してはやった時点でマイナス100点だったのを0点に戻しただけだし、02組についても「あの適当さは無いだろ!」って思うところはあるけど、そこまで目くじらを立ててしまうと、このレビューが長くなりそうなので割愛)ことと、個人的にうるさいだけのメイクーモンは退場して欲しいと思っていたので、願いが叶ったことは良かった。

ただ、単体の映画としても、6作のシリーズとしても、完成度は低いと言わざるをえない。過去の5本もそうだったけど、葛藤が無駄に長いし、余計なギャグが話を停滞させてしまっている。さらには一部のキャラクターの言動がブレブレだし、伏線放置はするしで、お世辞にも「良かった」とは言い難い。
特に引っ掛かったのは、終盤の光の言動。太一がいなくなってショックで寝込むレベルだったのに、生きてると分かって再開した時の会話が生還を喜ぶのでもなく、「メイクーモンを殺さないで!」やら「私、お兄ちゃんを一生恨むかもしれない」やらで、キャラクターがすっかり変わってしまっている。これには観ていて萎えた。

あと、そもそも今回のシリーズを通しての問題であるけれど、主軸に置かれた「メイクーモンをどうするのかを巡る葛藤」だけど、これって「02」時代にイービルリングとメタルグレイモンの件で1回同じようなことやったよね?・・・って突っ込みもあったりする。

エンドロール後のアレにも、ただただ呆れました。。。6本創ってこれかよ!
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