1950年代、台湾の戒厳令と白色テロの時代、投獄された主人公コーは拷問に耐えきれず、仲間タンの名前を言ってしまい、タンは処刑されてしまいます。30数年後、出所したコーは自分の犯した罪に苦しみ、タンの墓を探す旅に出ます。
コーがタンの墓にたどり着いた場面は映像、動き・表情ともに秀逸でした。
年取ってもう二度と来れないかもしれないと思いながら、友の名を刻んだ墓標を探す時間はもどかしい位に長かったです。灯された蝋燭はこんなにたくさん持っていたのかと思いましたが美しかったです。
「墓参りに行ったらタンは喜ぶよ。」
タンの墓の場所を教えてくれた友人が言った言葉が印象深いです。コーはどう受け止めたのでしょうか。
日本語が時々登場します。
もっと台湾の歴史を知らなければ・・と思いました。
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