気づいてしまった。私、フローレンス・ピューの泣き顔に弱いみたい。（すぐもらってしまう）
一家全員◯◯、という家系ってありますよね。成長過程でひとつの仕事を見続けていたら、当たり前にそれが自分の目指す道かな、と思うでしょう。将来何になりたい？って聞かれて、全く知らない仕事を挙げる人なんていませんし。
サラヤと兄のザックには、それがプロレスであったということ。打ち込めるものがあるのは羨ましいけど、いつからそれが自分の本当の「夢」になったのかなんて、改めて突きつけられないとわからないですよね。
私、プロレスには全く興味がないけれど、エンタメのひとつのジャンルとして確立されていることは分かるし、途中、元モデルとかチアとかダンサーが、キャリアの選択肢として選ぶほどに稼げる業態、というのも理解できました。
そんな中で、何を目指してハードなトレーニングに耐え、チャンスを掴もうとするのか。悩むサラヤの気持ちがよく伝わりました。一定のレベルに到達すると、モチベーションって自分で作らなきゃいけなくなる。これはどんな仕事でも当てはまるんじゃないかなぁ。
なんとなく得意だし、ここまで続けてきたものの、本当にこれでいいのかな、って。
とにかく、その辺のサラヤの気持ちの揺れと、本当はそのポジションに居たかった兄ザックの対比が上手く、「転」のスカッとくるシークエンスも常套手段ながら清々しく、両親（ニック・フロストとレナ・ヘディ）の鈍感さもリアルで、ラストはきちんと泣きました w
お兄ちゃんザック役の俳優さん、可愛かったな（年取ったらサイモン・ペッグみたいになるはず）
