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ファイティング・ファミリーのmitoのレビュー・感想・評価

3.9
今年203本目。
イギリスのノーリッジ出身の最年少WWE女性チャンピオンとなったペイジことサラヤ・ジェイド・ベヴィスの自伝的作品。

あのドウェイン・ジョンソンが本人役で登場し、しかもザ・ロックと認識される業界が舞台なのは、WWEに馴染みのない自分にとっては新鮮だった。
最初は上記の情報とニック・フロスト見たさで鑑賞したが、始まってみれば王道スポ根モノの直球どストレートな作品で好感が持てた。

同じ夢を歩む筈だった兄を差し置いて、トライアウトを通過してしまった葛藤、
苦しいトレーニングや周りのビジュアル重視のレディース達に馴染めず心折れたり、
彼女を見出したコーチの暖かい視線(トライアウトなので二人三脚という感じではなかった)、
そこにアウトサイダーな家族、特に破天荒というか波瀾万丈というか…な両親のインパクトの強さ等、この作品固有の魅力が満載。

プロレス好きじゃなくても是非観て欲しい作品。
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