タカ

ファイティング・ファミリーのタカのレビュー・感想・評価

4.0
「If you smeeeeellll!what The Rock is
cookin'!」

ワイルド・スピードシリーズなど数々のヒット作品に出演しているドウェイン・ジョンソン
煌びやかなハリウッドスターとしての活躍
しかし、最初から俳優だったわけではない。
彼のキャリアはプロレスラーから始まった。
"The Rock"
それこそがカリスマ的人気を誇るプロレスラーとしてのリングネーム
リング上ではスーパースター、リング外ではハリウッドスター。
分かりやすいまでの羨望の対象。
本作はそんなスーパースターに憧れ、彼の所属する世界最高峰の団体"WWE"でチャンピオンベルトを巻くことを夢見る田舎に住む少女のお話。

主人公・サラヤの家庭環境は特殊
家族全員がプロレスラー💪
兄妹喧嘩をしても技の掛け合いに発展する。しかも両親は喧嘩自体を怒るのではなく、技のかかり具合を注意するもんだからたまらない😄
そんな環境下ではプロレスラーになることは必然でサラヤ自身も13歳でリングデビューを果たす。

まず、家族の掛け合いがたまらない!
汚い言葉が飛び交う無法地帯で収拾つかねー
どちらかと言うと子供の方がしっかりとしていて両親が自由奔放な感じ。
こういう親持つとそうなっちゃうんやろな。
序盤から笑いの応酬

WWEのトライアウト後からは兄妹それぞれの苦悩が描かれる。
選ばれた妹と選ばれなかった兄
サラヤは初めて家族と離れた戸惑いの中、キツいトレーニングと周囲にうまく馴染めない孤独で極限状態。
一方のザックも決して叶わない夢という現実を突きつけられ、自暴自棄。
それぞれの立ち位置で目一杯苦しむ。
この辺り丁寧でそれぞれの気持ちに同調しちゃう。

思い悩む二人が原因で家族の絆が問われていく…
サラヤが下す決断。それに対するザックの行動。
ベタベタな展開ながら、最後はジーンとする。

家族って不思議な関係
近すぎる存在だから時にはぶつかる。
でも、掛けられる言葉に勇気づけられ、安心させられる。
他の誰からでもなく、家族の言葉だからこそ心に突き刺さるものだ。

家族の大切さを再認識するそんなステキな映画!
タカ

タカ