世界三大喜劇王バスター・キートン
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かの有名な蒸気機関車の先頭に座って客席に突っ込んでくるシーンを見られてよかった。
平面の構図を逆手に取ったギャグは言葉関係なしに面白い。
ラーメンズの小林賢太郎を思い出す。
映画の本質はセリフがほとんど削ぎ落とされたサイレント映画にあると思っている。
落語文化の日本では、わかりやすく伝えるため「弁士」と呼ばれる存在を置くなど、セリフや言葉への比重が高かった。
しかし、映画は映像で物語る、表現手法。
映画に脚本は必須とされるが、そこにセリフは必ずしも必要なのだろうか?
構造やネタの仕込みが本質であって、セリフが本質ではない。
弁士の存在もひとつの文化として、面白いが、映画とはまた別のジャンルのものではないかと思う。
映像の力・本質について考えさせられたチャップリン、キートンはやっぱり凄い。