takanoひねもすのたり

ハングマンズ・ノットのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)
3.2
僕のお○ん○んは大きいです!!!
赤字の太字でコメントすんのやめれ〜笑
冒頭、ライブ配信中のカップルの家に、チンピラが乱入し襲撃。
その様子も実況されてしまうんだけど、先程のコメントが気になってこっちは気もそぞろ。
おまけにドーナツが本当にじわる。

阪元裕吾監督の自主制作作品、監督が京都造形芸術大学の在学期間に撮影したバイオレンス映画。

主要登場人物その①
最凶コミュ障の大学生柴田君。
アスペルガー症候群を更に拗らせた感じ。
挙動不審、独り言、ストーカー気質、共感性皆無、自己中心的、なぜか戦闘力高し。

主要登場人物その②
チンピラ影山兄弟。
まだ20歳じゃねぇーじゃん、すぐ出てこれるぜー♪って、思考がすでにヤバい、恫喝、暴力、殺人なんでもあり、おまけに性獣、女子高生拉致っていきなりシャブ打つって、あんた等…。

人間失格な奴等しか出てこない…柴田君の笑顔がキツいよ〜眼鏡は萌えアイテムなのに萎えるよ〜とにかく暴力からしか人と会話できない影山兄弟への嫌悪感がキツいよ〜
ふぁっ!?なんだこの脳天気なクソサークル!皆殺ししちまえ!
…って感じで観てました。

物語の舞台は京都。それぞれがいろいろやらかした結果、最凶コミュ障の柴田君とチンピラ影山兄弟が全面抗争へ。
大学構内での無差別殺人へと展開します。

・バカップルのライブ配信
・選挙演説
・偉そうな客
・他人をスマホ撮影してあげつらう女
・京都タワー
・クソったれボランティアサークル
何かこの辺が、監督が日常でこいつらクソと感じてて、クソにクソ(柴田、影山兄弟)を対面させてボコボコにして溜飲下げてそうな感じがしたり、しなかったり。

警官の銃を奪った後でも柴田君が野放しだったり、弾切れの筈が講堂での銃撃戦で復活してたり、京都タワー爆破の意味や、後醍醐親子の半端な活躍とか、練りきれてない部分が散見するし荒削りだけど、他が抜群に胸糞で残酷描写もなかなかだったので、もう全然良き。

柴田君の気持ち悪いオーラが半端なくて、吉井健吾さんハマり過ぎる。

終盤の銃撃戦が、すっぱーん!すっぱーん!
と景気良く吹っ飛んでいって心地良い。
血糊の薄さは目を瞑っておこう。

とりあえず、ピーナツクリームとジャムのサンドイッチを食べたくなったので明日はそれを食べるのだ。