のと

ハングマンズ・ノットののとのレビュー・感想・評価

ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)
1.0
別に映画の中で何人死のうが構わんが
監督のオナニーのために
悪役の「悪」を引き立てる材料として
火垂るの墓の節子や、東北の震災をオカズにするのは、個人的に『誰でも怒るポイント、これだよね?』を感じすぎて、冷めてしまった。

それらを使うのって、
手っ取り早いとは思うけど、映画の中で『観客が怒りやストレスを溜める時間』って大切だと思うから、しっかり時間をかけてオカズを選んで欲しかったかな、と。

あと、主人公は恐らく懐に忍ばせた拳銃の引き金に何度も指をかけるけど、それでもずっと躊躇って生きてきたのだろうから
そんな人間が、あそこまで自己表現豊かじゃねぇだろ、と違和感を感じてしまい
感情移入する映画ではないけど、ずっとどうでもいい連中の安い撃ち合いを傍観する映画。という感想しか無かったです。

悪役の2人が、悪役としては最高だったがゆえ、悪を丁寧に描いて欲しかった。まぁ本作に正義がある訳でもないけど。
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