ずどこんちょ

虹色デイズのずどこんちょのレビュー・感想・評価

虹色デイズ(2018年製作の映画)
2.9
実はちょっと思ってた感じとは違いました。いや、それはこっちの勝手な勘違いなんですけど。
男子高校生の友情と青春系かと勝手にイメージしてましたけど、それもあるけど思ってたより恋愛要素強め。しかもまたイケメンたちが小っ恥ずかしいセリフを次々言わされていて、無性にむず痒かったです。
年のせいですかね。でも、恋愛も歩み寄り方が初々しくて不器用で素敵でした。

ただ、プールにプカプカ浮かんでただただ時を浪費したり、
進路指導でまだ漠然としか見えていない将来を決断する時が迫っていることに焦って悩んだり、
昼ごはんと夕飯の間に平気でカップ麺(大盛り)を食べる無尽蔵の食欲だったり、
そういうのは普遍的な高校生らしさで懐かしかったです。

宝だ、宝。
高校時代の青春は宝物です。二度と戻れないのに、その3年間は一瞬。
一瞬で過ぎ去って、一生モノの思い出になります。大人になった今でもこの時間だけは忘れないし、キラキラ輝いています。
たった3年間に勉強も進学も恋愛も友情も色んなものがギュッと詰まって、詰まりすぎてて10代の若者には抱えきれないほどで、
だから時には天秤にかけて選ばなければいけない一歩もあるし、勇気を振り絞って告白しなければならない時もある。

そんな高校生たちに、田渕先生と同じになりますけど、人生の先輩としてこれだけは言えることは、

「悩め!!」