シネフィル母ちゃん

ラップランドの掟のシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

ラップランドの掟(2017年製作の映画)
-
とてもシリアスな作品だった。
サスペンスとミステリーが融合した、北欧特有の作品。
静かで重みのあるお話で、まさにこの作品は空気感が大事。
なのにも関わらず、日本語字幕はまさかの関西弁で雰囲気ぶち壊し。
「追わんとき」
「ちゃうんや」
「何があったんや」
「言うてしもうたわ」
などなど、関西弁にする意味がわからない!
なんなのこれ。
映像とセリフのギャップ……!

ブロンドヘアの青い瞳をした男の子のセリフも
「おっちゃん 遊んでや」
なんだもん。おい、いつの時代だよ。
シリアスな作品なのに、セリフはコメディになってるし、最初は笑いをこらえるのに必死だったよ(途中からは翻訳者への殺意のみ)

緊迫した場面で
「離れろや コラ」
とかもう新喜劇じゃん。
若い女の子が
「……何しとんや。。」
とか、口調がおばちゃんだしさ。
どこの県なのかわからない関西弁が気になって内容が全く頭に入ってこず。

別に洋画に関西弁がダメとかではないの。
ビートルジュースの関西弁吹き替えは大好きだし。
でも、雰囲気が大事なこの北欧サスペンスに関西弁をなんで使うのか何万回考えても理解不能。
翻訳者の個性アピールなんて要らん!
翻訳者含め、この字幕をOKした関係者全員の罪は大きすぎるんや(あ、うつってしまった)