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二重性活 女子大生の秘密レポートのEPATAYのレビュー・感想・評価

3.4
すごくざっくり不正確に言うと、めっちゃSEXする映画。

あらすじも何も見ずになんとなく観て、ああ、こういう映画なんだと思ってたら、まあ途中で気づいたよね、今日クリスマスじゃん。クリスマスになんていう映画観てんだ。もっと相応しいのがあったじゃん、ホーム・アローンとかさあ。
なんだよこのAVみたいな邦題は!なんで観たんだよ!

とはいえ、しっかりとした恋愛物語やってます。最初にめっちゃSEXする映画とか言ったけど、そのシーンが多いのと、正統派ではないだけで普通のラブストーリーです。

あらすじには
「風俗の仕事を始めたゾニアが刺激を求めてアブノーマルな快楽の世界にハマっていく」とか
「真面目な女子大生の眠っていた欲望が覚醒する官能ドラマ。」
とか書いてあるんですけど、全然そんな話じゃない。女子大生の秘密のレポートなんて一切でて来ません。

他の映画のキスに当たるところがほぼSEXなのは事実だけど、最後までちゃんとラブストーリーです。

ゾニアは最初から欲望に忠実で別にウブで真面目な学生でもないし、風俗から抜け出せなくなるのは欲望のためとかじゃないし。なんなら最後の最後まで葛藤してるし。なんでこんなあらすじになったんだろうね。

映画として普通に面白かったです。ゾニアが裸で窓辺に腰掛けてベルリンの街並みを眺めてるシーンはすごくかっこいいし、モザイクが滑稽で面白いし。最初と最後がきちんと繋がるところも好印象です。
後サントラがすごく良かった。

ゾニア・ロッシという人の自伝小説が基らしいんだけどよくわからない。調べても全くでてこないし。映画のレビューもどのサイトもゼロだから謎。

まあまあ面白かったけど内容とは別のところで謎がたくさん残る映画でした。
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