のnきち

予兆 散歩する侵略者 劇場版ののnきちのレビュー・感想・評価

3.8
新宿ピカデリー シアター⑥ J-12
なかなか座らない席。。も少し前が好みだな。

ドラマは未鑑賞。
前作よりも、ホラー要素が強め。
9月に公開された劇場版は、トラック横転、飛行機の爆撃といったアクションが強い印象を受けたが、今回はそんなことはなく、ただただ心理的にゾクッとする。
スピンオフという位置づけで、「概念」を獲得することを軸に話が進む。


キャスティングが最高だ。
夏帆が好きだし、安定の染谷将太だし、東出昌大の気持ち悪い芝居はクセになる。

山際悦子(夏帆)の強さは、職場の先輩や妻というより母の様だと思った。
夏帆の演じる母性強めな演技が素敵だなぁ。

山際辰雄(染谷将太)が真壁に支配される芝居が最高だ。
特に、右手が痛くて苦しむシーンが印象に残る。

真壁司郎(東出昌大)の得体の知れなさが宇宙人ぽい。
表情が気味が悪すぎて、寒気がする。
山際夫婦を追い詰める様がなんとも言えない。

今作も見応えは抜群だが、前作の方が好みだった。
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