Stroszek

予兆 散歩する侵略者 劇場版のStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

2017年。『散歩する侵略者』(2017)のスピンオフ。概念を抽出して奪う宇宙人の「ガイド」にされてしまった男とその妻が直面する恐怖。悦子の特殊性に対しなんら理論的な説明がなされていない点が不満。はためくカーテン、廃工場、ファミレス等に監督のシグナチャーが表れる。本編が最後に行き着く概念が「愛」ならこの作品は「恐怖」という点が、この監督と脚本家の組み合わせらしい(家族という概念を奪われた女性が家族を「幽霊」と認識する点も)。前作では「愛」を語る神父役だった東出昌大が今作では宇宙人役。怪演が印象に残る。
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