風来坊

シャーク・キラーの風来坊のレビュー・感想・評価

シャーク・キラー(2015年製作の映画)
2.5
シャーク・キラーの異名を持つサメ退治の達人は、ダイヤを飲み込んだ人喰い鮫を巡るギャング達の抗争に否応なく巻き込まれる。サメパニックと犯罪アクションを組み合わせた意欲作。

ポップなオープニングクレジットが期待感を煽って良い感じ。「ジョーズ」を意識したと思われるバカ市長や音楽はベタだけどニヤニヤしてしまう。サメ映画と犯罪アクションを組み合わせたのは面白いと思います。血生臭さはあるけれど主人公の軽いキャラで暗さを感じないです。

サメ映画というより犯罪アクションの方が強めでゴリゴリのサメ映画を求めるとあんまりサメの露出は少なないのでガッカリだと思います。何となくは想像が付くがなんでサメにダイヤを奪われたかが明確に描かれないのは難点…一番大事なところなのに。映画の中では飛びきりの美女設定のヒロインがあまり美人ではない…。主人公の女たらし設定は減点対象…単なるやっかみですけどね(´・ω・`)

サメとダイヤそっちのけでヒロイン奪還作戦が急に始まる。それが終わってやっとこダイヤ奪還が始まるがその時は既に危険を犯してまでダイヤを奪還する理由が失われていて盛り上がらない。兄貴が悪役よりもクズなのに許せんなぁ…。
サメ映画として観ると落第点ですが、コメディ寄りのB級クライムアクションとして観ればまあまあ観れる映画です。
風来坊

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