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マーシャ・P・ジョンソンの生と死のbabyのレビュー・感想・評価

3.6
セクシャルマイノリティの人たちってまとめて伝えることが多い中で、この作品はその中にも差別があることを教えてくれた。
どう埋め合わせをしようと、当事者にはやっぱり当事者の意見があるのだろう。
でもそうやって諦めないで戦い続ける人々は強い。本当は強くなんかないんだろうけど、そのことを分かった上で強いと言いたい。だってマーサをはじめ、戦い続ける人は皆すごいエネルギーを持っていて、魂削って声を上げているんだから。彼女達のためにそう表現したい。

トランスの人々については、実は国際映画祭で2本みているので、その理解を深めたいのもひとつあって、この作品を選んだ。私はまだまだ知らないことだらけだけど、こうして作品として残っていることで彼女のパワーは、実在しなくとも発揮される。ドキュメントならもっとストレートに伝わる良さもあるし、こうして知り得たことがよかった。
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