チャンミ

氷の下のチャンミのレビュー・感想・評価

氷の下(2017年製作の映画)
2.4
フィルメックスのコンペ部門で。

ストーリーらしきものがあって、なにかほのめかしているのだけど、あまりにも物語の力や映画の動的な力を軽視しているようで(主人公がタレコミ屋だなんてほぼわからなかったよ……)、躍動感なく2時間がほとんど苦痛だった。
ロシアとの国境に近い綏芬河で撮影されたという、ロシア語、韓国語が入り混じるシーケンスで、肉が焼かれたり、カップラーメンがすすられる音にはすくわれた。
また、海南島で撮影されたラスト数分の転換もおもしろかったが、ティーチインで説明しすぎとおもった。

女性主要キャラがどういう意志を持ってるかわからず、なんの説明もなくレイプまがいの性交渉になだれ込むシーンに対して、男たちがぐずぐずと描かれている分量をおもうと、ナチュラル女性蔑視ではとおもわざるを得なかった。
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