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妻の愛、娘の時のtakeachanceのレビュー・感想・評価

妻の愛、娘の時(2017年製作の映画)
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2月10日に行われた「あきた十文字映画祭」にて鑑賞。
原題は「Love Education」
監督・脚本・主演のシルヴィア・チャン。
1970年代から女優として活躍し、
1978年に映画を初監督して以来、監督作は今作で14本目。

シルヴィアが演じる母親世代を中心に、
祖母、娘の女三世代にわたるエピソードが描かれる。

70年前に発生した大飢饉の影響で
仕方なく田舎を離れ、生活のために街に出向く男性。
そこから物語は始まっていく。

鑑賞後に思ったのは、描いているのは「家族」ではなくて、
環境の変化が家庭や人間に及ぼす影響だ。
結婚に対する考え方が変わり、家族の形も複雑になった。

3世代の性格や結婚観は、全くと言っていいほど違うけど、
3人とも同じように愛し愛されることだけを渇望している。
時代が違うから愛の表現の仕方が違うだけだ。

ただ、みんなにスポットライトを浴びさせようとして、
結果として総花的になっているのが気になった。

山口百恵と上戸彩を足して、
2で割ったような顔のヒロインが印象に残った。
トートバッグの「I love ジャスティンビーバー」は
意図してのものなのかな。笑ってしまった。
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