観てる間はユーモアたっぷりでおもしろくて、観終わった後も、あ、あれはそういうことかもしれない、、とストーリーを噛み砕くのを楽しめる映画でした
台湾の詳しい歴史事情を分からずに観たら観たで面白かった
主人公は他人の名前とバックボーンを受け取って生きていく
その過程で、公務員試験に受かったり、慣れない英語を勉強したり、結局ちゃんと自分で努力をして生活を勝ち得ていく。
けどなかなか昇進ができない。どこかで限界に触れる。そのうち段々、自分がしてきた努力への自覚が霞んで、今の生活が学歴だけで得た生活のように思えたのか、そしてそれしか頼れないと思ったのか、またはそれに焦ったのか、往年は偽りの学歴にすがり、学歴のことばかり言い続ける。
ちゃんとあなたも頑張ったじゃないか
自分の力で子供を養い、立派に育て、今のあなたの生活を勝ち取ったじゃないか
そう言ってあげたくなるラストでした。