ふたば三十郎

劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレのふたば三十郎のレビュー・感想・評価

3.0
TV版は予算が尽きてクオリティーが下がっていく様にデカルチャーだったけど、内容自体は好きだったんで、劇場版も観ようかなと参戦。
結果、ただの総集編に、やっぱデカルチャー!

相変わらず曲は良いし、「アイドルに歌唱力は必要か?」に対するテーゼも初代より鮮明で良かったんだけどね。

ご時世か、アイドルグループとなったワルキューレなる“マクロス歌姫”は、それぞれキャラも立ってて、歴代の中でも初代のリン・ミンメイに次ぐ、いや匹敵するアイコンなのになあ。
正直「どうしてこうなった」状態だけど、まあ2時間飽きずに楽しめたかなと。

ちなみに本作のバルキリーは自分の中では歴代No.1!
初代のF-14トムキャットは殿堂入りとして、『マクロスゼロ』のスホーイ(Su-27←スホーイの予測変換で出たで笑)が最高傑作と思ってたけど、まさかそれを超えるとは。

敵側だけど、そのシルエットの美しさと変形の妙、そして変態機動する『ドラケン』はマクロス史に残る傑作。
さらに主人公側のバルキリーもシンプルだけど理にかなった戦闘機で、これはこれで美しい。

正直、二部作くらいでキッチリやった方が良かったんじゃないのと小言を言いたいが、それも出来ない厳しい状況も分かったりして、大人になるってイヤね、ほんと(笑)
☆☆☆