東野圭吾原作の同名小説を木村拓哉、長澤まさみをメインキャストに映像化した今作を鑑賞しました
続編「マスカレード・ナイト」が絶賛公開中ですが、今更ながらに手を出してみた次第です
原作小説は文庫本が発売した時に読んでいましたが、内容はすっかり忘れていたので初見感覚で観ることができました
コルテシオ東京という高級ホテルを舞台に殺人事件を未然に防ぐため潜入捜査官としてフロント係に配置された新田と彼にホテルのイロハを教えるべく教育係となった山岸のコンビが様々なトラブルを通して互いに成長していく作品となっています
ホテルという舞台は群像劇が描き易いのでオムニバス形式で多くのイベントが発生していきます
そのサブストーリー群がメインストーリーの謎を解く要素を孕んでいる展開の見せ方は面白かったです
木村拓哉の演技もいつも通りの安定感がある木村拓哉というキャラクターを楽しむことができ満足でしたし、長澤まさみとの凸凹コンビっぷりも良い塩梅で退屈せずに観ることができました
映画というよりはドラマのような作品でしたので劇場で観たか家で観たかで評価は変わりそうですが、作品としては十分楽しめるものになっています
