いしむら

マスカレード・ホテルのいしむらのレビュー・感想・評価

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
3.4
日常生活は裸眼でなんとかやってますが、夜間の運転と映画館ではメガネをかける私。
本日映画館に着いてから気がつきました。
『メガネ忘れた!』
他の映画を観る予定がメガネ無しで字幕はキツイので邦画をチョイス。
映像が多少ぼやけるのは我慢しましょう。
けどチケット買った後でまた気がつきましたよ。
『吹替にすりゃよかったやん!』


で、この映画。
同じ東野圭吾原作でも「容疑者Xの献身」や「新参者シリーズ」のような深みや重みはありませんが、期待値が低かったせいもあり思いのほか楽しめました。
ただ…最初から最後までわりと面白く観れたのは確かなのですが…どこがよかったか全然思いつかないので、気になった点をつらつらと…。


警察のみなさん。
みなさん単純ですよね。
犯人の思うツボと言うか、みんなで振り回されちゃって。
みなさんメガネかけた方がいいですよ。


犯人さん。
あれこれややこしい小細工し過ぎですよ。
もっとシンプルにやれば目的を達成出来たと思いますよ。
動機もあれだし、メガネのレンズ曇ってません?


木村拓哉さんと長澤まさみさん。
徐々に二人が理解を深めていくのが、軽いというか…クサいと感じてしまいました。。
二人とも素直でいい人だからなのでしょうけど。
でも、メガネの度が合ってないんじゃないですか?


そしてこれっ!
めっちゃ気になったこれっ!!
映画だけでなくテレビドラマやバラエティやニュースでさえも毒されている日本的な悪いクセ!
感動的にしたい場面でいかにも感動的っぽいやっすいBGM。
悲しい雰囲気にしたい場面でいかにも悲しい感じっぽいやっすいBGM。
衝撃的に演出したい場面ではいかにも衝撃的っぽいやっすいBGM。
ハラハラドキドキにしたい場面ではいかにもハラハラドキドキっぽいやっすいBGM。
もうね、そのせいで全部が安っぽくなっちゃうんですよ。
あのやっすいBGMは観てる人を馬鹿にしてるんじゃないかとさえ思ってしまう。

おどれらのそのやっすいメガネ、尻で踏んで割ったろかいっ!


お手軽な演出とBGMがいかにも日本的でやっぱりそこが残念。

面白かったですけどね。

テレビで放送してたらきっとまた観ますけどね。

でも…どこが面白かったんだろう…。
いしむら

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