乳酸菌

レプリカズの乳酸菌のネタバレレビュー・内容・結末

レプリカズ(2018年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

冒頭はサクッと冗長な展開ではなく簡単に主人公の現在の立ち位置を短く説明。

そして予告編通り、家族がキアヌを残して全員死亡。

そこで五人の家族を1人で岸に上げるんですか「え、1人で?」とその端折り具合、演出どうにかならなかったのかと。

そして、親友の1人が細胞から人体を作成する機械を持ってくるのですが「え、1人で?」と明らかに1人じゃトラックに搬入出来ない大きさ&重量であろう物をほいと見せるシーン、流石にそれは無いだろうと突っ込みを入れたくなり、それをサクッと地下室に設置とか、んー何とかならなかったのかと。

いや、これは重箱の隅をつつくような事ではなく、結構重要なシーンなので余計にアラが目立ってしまって。

そして、人体錬成に成功するのは良いのですが、カプセルから死亡時そのままの容姿で出てくるのは流石に違和感を禁じ得ず、その辺どーにかならなかったの?

まあ、それもこれも、テンポよく見せる為、敢えてこんな演出にしたのだろうけど、脚本の詰めが甘いと言うか、根本のストーリーテリングを上手く調理できてなかったから、不味い料理が出来てしまった感無きにしも非ず。

その後もその前半の違和感を引きずったまま物語は展開して、どうにもこうにもこれは収集できないんじゃ無い?と思っていましたが、荒技でひねり倒して、まあ楽しいオチを用意しており、この映画、軽めの展開と、ラストのオチは評価出来ると思います。

でも、前半の違和感をもう少し上手く調理出来てたらなあと、ちと残念な映画でした。

ラストのカタルシスも正直無いです。
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