19+1
2013年アメリカのアリゾナ州で起きた山火事に立ち向かった消防精鋭部隊グラニット・マウンテン・ホットショットの活躍を描く。
アメリカって、こんなに山火事が起きるんですか!?怖い!!
建物火災と違って森林火災だけを専門とするホットショットと呼ばれる精鋭部隊。
火には火を。
被害が住宅地に及ばない様に、火の動きを読み、先回りして溝を掘り、木々を燃やしておく。火で火を止めるのだ。
知らなかった世界だけに一気に引き込まれる。
ドラッグ中毒で自堕落な暮らしを続けていたブレンダン・マクダナウ(マイルズ・テラー)は、娘が産まれた事を機に、真面目に働こうと決意。エリック・マーシュ(ジョシュ・ブローリン)が指揮官を務める森林消防隊に入隊する。彼らが農務省の特別チーム"ホットショット"に認定され、山火事に立ち向かう物語。
改心後のひたむきな演技が印象的なマイルズ・テラー。そして、ジョシュ・ブローリンが頼れるリーダーを熱演。確かな判断力を持ち、過ちに気付けば部下にも頭を下げる、人間として魅力的なエリックにはハマり役だった。
市の消防署長デュエインにキャスティングされたジェフ・ブリッジスはエリックとの深い友情を。エリックの妻を演じたジェニファー・コネリーは喧嘩をしながらも、ただ夫の無事を願う深い愛情を好演。
タフで愉快な20人の消防隊員達。ブレンダンに対する新人いびりもそこそこに、実に気持ち良い男達の絆が描かれる。
ドラマ展開は静かなものの、終盤のクライマックスに涙のダムは見事に決壊!最初は小さな火種が、一気に燃え拡がる様に、ラストシーンが僕らの心を熱くする!何て熱い映画だー!
火の用心を。
ガラガラヘビにも用心を。