ゆみな

人狼のゆみなのレビュー・感想・評価

人狼(2018年製作の映画)
3.4
全方向からモテるカン・ドンウォン

Netflixで観賞。原作未見なんですよね。
キム・ジウン監督作品ってことで、期待値ダダ上がりだったんですけど、面白かったけど大絶賛まではいかず…って感じかな。アクションシーンはめちゃめちゃ見応えありましたけどね。

南北統一を阻止しようとするセクトと、それを制圧しようとする特機隊、特機隊を潰しにかかる公安…って言う三つ巴の戦いかと思いきや、特機隊と公安の組織争いの話っぽかったかな。
アクションが見応えあり…ってさっきも書いたんだけど、とにかく中盤のタワーのシーンからのアクションシーンはほんとに凄くて!銃乱射の迫力も凄かったけど、カン・ドンウォンのキレッキレのアクションに見惚れまして!駐車場の車盗みに乗り込むとことか最高すぎてね!!ここの一連のアクションシーンは3回くらい観ました。めちゃめちゃ好き。ここのシーン。

その中盤のアクションシーンが良すぎたからか、後半のプロテクトギアをつけたあとが少し霞んでしまった印象は否めない。いや、悪くないけど守られている安心感も半端ないし…公安の彼が『お前と俺のどこが違う…』的なこと言ってるけど、いやプロテクトギアだろうが…!って中身のことじゃないツッコミ入れてしまったよね。

それにしてもカン・ドンウォンを取り巻く人達はみんな彼の事が好きみたいで。一人一人アプローチの方法が違うので、なんか腐女子としては妄想に駆られる素敵なネタをばらまいてもらった感じですよね。カン・ドンウォンの上司がチョン・ウソンなんですけど、写真燃やすシーンは切なかったわぁ……めっちゃフラれた感あるし。

個人的には公安のキム・ムヨルの人間くさいとこがいちばんハマりまして!登場人物の中でいちばん好きだったかも。追い抜けない人物に恋する(してないか?)凡人感に堪らなくそそられましたよね。キム・ムヨルは『記憶の夜』でも相当いい演技してたのを思い出したので、近いうちに観返そうと思ってます。

キム・ジウン監督作品なので、つまらないって事はないんですけど、やっぱり尺がちょっと長すぎるんじゃないかとは思う。そして、Netflix版は韓国で公開されたものとは少し違うみたいで、カットされたシーンとか追加されてるシーンもあるみたい。ソフトが出るなら韓国公開版も観てみたいもんだなぁ…まあ、あんまり評判良くなかったらしいけども。
ゆみな

ゆみな