さくら

クソ野郎と美しき世界のさくらのレビュー・感想・評価

クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)
3.5
3人の背景を考えると、映画の中に散りばめられたセリフがなんか全部意味深に聞こえてくる。

映画として見ると個性的すぎて意味わからんけど、
潰されかけてる新しい地図3人それぞれのプロモであり、叫びでもあり、会社説明の動画でもある、と思うと面白い。
考察楽しむための映画。





ーーー ネタバレ含む考察 ーーー

●『ピアニストを撃つな!』
「本屋に無いものを読みたいんです。」
「愛してる愛してる愛してる」
「弾きたいから弾いた」
で、異常な嗅覚で探し出され、潰されるピアニストの指

やりたいことが出来ず、やろうとすれば目ざとく見つけられ、大事なところをぶっ壊される。
(ジャニーズ退社前から退社したあたり?)


●『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』
「東京は住みにくくなってる」
「分かんなくなってんの、無くなってんの、なにもかも。」
「何もやってないよ。」
「(迷惑かける)絵は家の中で描いて。外では歌って。」
「一番アレなやつでいこう。♪せk……(世界に一つだけの花)え?!何これ?!」
「お前のう◯こ食べれば歌えるの?(パワーワード…w)」

やりたいことをやっても非難され、やりたいんなら世の中の"常識"に従えと言われ、求められて無いことは見えないところで、求められてることを外でやりなよとファンにまで言われ。でも歌えない。
自分のものを一方的に消費され、排泄物にされ(?)。
やりたいことをやりたいのならば、汚いことをしないと歌えないのか(?)。
(新しい地図としてデビューしたあたり?)


●『光へ、航る』
仕事辞めて指を詰め。
「どうすんだよこれ?文春に売るか?出せよ、金。」
「コンプライアンス考えろよ。」
「もっと働けよこのクソが。」
「この世界に倫理観なんかあるのかよ?!」
「どこに向かってんの?」
「全部日本だぞ!こんなでっけえんだぞ!知ってんのか?」
「ありがとう!私、人を救える人になるから!」

世間を武器にメディアに揺さぶられ、大事なものは救えず。
芸能界(それかこの世?)に倫理観はないと言いたげ。
結局自分がどこに向かってるのかも謎。
それでも救われる人はいたよ。みたいな?
(デビュー後、テレビに出てこれなくなったあたりから、この先への願い?)



●『新しい詩』
歌詞のまんまかな?
これからの未来や、ある意味で宣戦布告な。

吾郎ちゃん → お前ら芸能界や世間(もしくはジャニーズ)が潰したのは自分自身だよ、みたいな?

慎吾ちゃん → 歌えなくても、これまでの自分たちの経験はこれからの糧になります、これらを食い物にした奴でも共存関係だよ、的な?

草彅くん → 結局芸能界も世間も大切だよ(?違う気もする)



いろんな意味で挑戦的な映画だった。笑