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娼年のtdo12のレビュー・感想・評価

娼年(2018年製作の映画)
3.3
三浦大輔監督作。
人生に意味を見出せず虚無的に過ごしていた大学生が、バイト先で知り合った女性に誘われて男娼となり、様々な女性たちが抱える欲望を知り一緒に経験することで、自分の生き方を見つめ直すストーリー。
久しぶりにこれだけ性をリアルに描写する作品に出会った。個人的には好きな種類の話ではないが、それを脇に置いても、松坂桃李ももちろん女優陣もまさに体当たりの熱演で、ここまで攻めた表現はなかなかお目にかかれない。三浦監督の演出も一切の妥協がなく、監督と役者、スタッフの信頼関係がなければ到底成り立たない世界に、ただただ頭が下がります。
松坂桃李がこの役を演じようと思った動機は何だったのか非常に気になる。
また、同名タイトルの舞台を映画化したらしいので、舞台ではどごまで攻めた表現をしていたのだろうか。
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