ハリウッドザコ

娼年のハリウッドザコのネタバレレビュー・内容・結末

娼年(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

欲望のままに人は生きる。

松坂桃李さんの冴えない大学生感が凄いうまい。
そして男っぽいSexの独りよがりとか
イッた時の感触とか
情けさとか
荒々しい感じとか
演技だけでいえば評価は5だと思う。

日本のピンク映画の中では群を抜いて良い作品だと思うし
AVと比較されてしまう作品だけど
リアリティで言えばAV越えている。
所々、ナレーションで入っていたり
あくまで’’主人公目線’’で物語が展開していくから女性は裏方というのがAVと違う。
だから’’エロ’’というより卑猥で欲望のままな作品。

結局は夜の仕事。
イメージが良くないから友達は離れてく。
ここはほんとに人の価値観で変わるから全てを捨ててでも娼夫になるというのは凄いと思う。
→類は友を呼ぶじゃないけど
元々母親が娼婦だったり憧れの静香も元娼婦だったり娼夫になるべくしてなったというのがすごい悲しい。
自分で選んだわけじゃないかもしれないというのが。


娼夫を頼む女性達はかなり歪んだ性癖を持つ人々。
彼女らはおばさんが多く綺麗揃い。
そこはリアルさはあまり感じられないが、
欲望のままにSexをしているのは
演技といえど本当に気持ちが良さそう。
西岡徳馬さんが演じた夫婦のシーンは普通に笑えたし3人で始めたところはめちゃくちゃ笑えたなぁ笑笑

恵をお客側として始めるところや
最後の3人でのシーンは観ていてとても情けなくなる。
→とはいえ憧れの人とか
好きと思われてる友人とのSexは格が違う。