わんこ

娼年のわんこのレビュー・感想・評価

娼年(2018年製作の映画)
5.0
完成披露試写会にて。
始めのシーンからかなり衝撃的なものでした。予告から官能的なシーンが多く続くのかなと思っておりましたが、そのような場面よりも、松坂さん含めて色々な女優さん方達一人一人が持つ物語に凄く心惹かれました。
人間として生きてく上で誰もが抱いている欲や価値観には多様性があると知り、その多様な欲を受け止めてくれる存在がいる事で、女性はより美しく生きてくことができるのかなと思いました。
その中でも娼婦という存在を否定する女の子の意見は、社会からの一般的な意見でもあるのかなと思いました。
官能的な作品でしたが、松坂桃李さんの演技は1つ1つの行為にとても品があり美しく儚さもあり、あそこまで体当たりでお芝居をされていて凄く尊敬しました。
特に松坂桃李さんは目の演技がとても素敵です。あの視線には誰もが引き込まれてしまいそうになります。
是非一度、男性にも女性にも見て欲しい作品です。
わんこ

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