アンド花火

娼年のアンド花火のレビュー・感想・評価

娼年(2018年製作の映画)
3.7
これを作り上げた三浦監督と、松坂桃李の圧倒的な演技と覚悟に最大限の敬意を。

だけど、だけど…。描き方のすべてが男目線。女の欲望の捉え方が単一的。

リョウを買った女たちの皆がどこかリョウに対して媚を売っていると感じたのは、セックスにおける女の演出部分と真の快楽部分を描き切れていなかったから。もっと自分勝手で驚くほど音のない刹那的欲望があっても良かったのに、と思う。
サクラの演出の仕方がもったいない。

女優陣の演技に欲望のリアルは感じられず。(演技の演技はリアル)
アンド花火

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