のnきち

娼年ののnきちのレビュー・感想・評価

娼年(2018年製作の映画)
5.0
2018年鑑賞no.52(劇場鑑賞no.42)
愛の渦を観て以来、毎回楽しみに劇場へ足を運んでいる三浦大輔監督作品。

tohoシネマズ新宿 スクリーン11 D-8
(良い目線、寄りの描写もバッチリ)
tohoシネマズ日比谷 スクリーン8 G-9
(もう少し前でもよかったかなという目線)

舞台未鑑賞。
(好きな高岡早紀が出演してて、チケット取れず当日券も諦めた。観に行けば良かったと後悔)

原作未読→1回目→原作読了→2回目

原作読んで観たが正解だった。

最近、セクシー路線の松坂桃李が領役。
目のお芝居が良かった!!
鯖の目だったリョウが成長していくにつれ、輝きを増す瞳が印象的。

そして、女優陣の演技がみんな素晴らしい。
一番刺さったのは、大谷麻衣が演じたヒロミ。
2度目の待ち合わせの件が好き。
表情や間が良くて、じれったい気持ちに共感。
また、冨手麻妙が良いなということを再確認。
舞台のオーディションで起用されなかった悔しさをバネに映画のオーディションでリベンジしたとのことだけど、咲良のイメージに合ってる。

印象に残るシーンは2つ。
まず、高田馬場、居酒屋のシーン。
過去を話す領の表情に共感した。
そして熱海の件。
めちゃくちゃ笑える。

娼夫の話なので性描写満載のR18作品なので、そのことが取り上げられがちだと思うけど、
登場人物の抱える感情が巧くあぶり出される。

やっぱり三浦監督は好きだと思った。
もう一回観にいこうかな。
のnきち

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