きよこ

娼年のきよこのネタバレレビュー・内容・結末

娼年(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

男性には許される性処理の数々。それには女性は欠かせない。
女性にも欲はあるし、女性の方が欲深いかもしれないのに。世の中の暗黙のルールによって、女性はそれを口にすると不貞だの不潔だのと揶揄され、非難される。
昔から女性は穢れていると蔑まれてきたこと。哀しい歴史。

この映画は意外としっくり来た。何故なら、主人公は娼夫として未熟だから。様々な女性と出逢い、様々な欲望を満たしていくことで心も体も成熟していくからだ。決して、女性を支配したり、蔑んだりしない。自分が満たしてやっているなんて、勘違いもしていない。全ては優しくて受け身だったから。

この世の中には、勘違いしている奴は沢山いる。自分ならみんなに幸せを与えてあげられると思い込んでいる奴。博愛主義とサイコパスを履き違えている。ソフトな洗脳は常套手段。そんな奴に堕ちてしまって苦しむなんてまっぴら。娼夫の方がよっぽどまし。桃李くんなら最高(笑)

たいていの女性はそんなに簡単ではない。愛していなければ濡れないし、本当には感じない。そんな女性をいとも簡単に裏切り傷つけてしまう奴は下衆の極み。地獄に堕ちろ!(なんのこっちゃ…)


『普通の人』ってなんだろうと思いながら、桃李くんに感情移入してしまうシーンあり、激しいお尻の振りにポカーンとなったり。あの3人のシーンは少し笑ってしまったけど。母のことはわかっていたから知りたくなかったな(^-^ゞ最後が尻すぼみでしたが、桃李くんのお尻のほくろ最高でした。女優陣の潔さも素晴らしかった。

この映画の恍惚感に浸りながら、懸命に生きている女性たちに心からエールを贈りたい。



そういえば、冨手さんはアンチポルノでも熱演してた人。体当たりだなあ。個人的には娼夫初体験の相手の女性がとっても色っぽくて好きだったなあ。