ひろゆき

娼年のひろゆきのレビュー・感想・評価

娼年(2018年製作の映画)
3.5
「年上の女性のこと、どう思ってる?」
「ボクは子供の頃から大人の女性が好きでした・・・」
「どうして年を重ねた女性がそのことを罪のように感じるのか・・・そっちの方がずっと不思議でした・・・」

「欲望の秘密はその人の傷ついているところや、弱いところにひっそりと息づいている・・・」

「人は探しているものしか見つけない」

セックスとセリフの繰り返し。松坂桃李すごいなと思った。
水商売や飲み屋、ガールズbarなど、セックスを商品として扱うことに、すごく嫌悪感があるけれど、見終わった後、そんなにエロい印象はなく、美しさを感じた。フィクションの世界だからだと思うけれど。

どんな形のセックスであれ、そこには共感が必要だと思うし、やっぱり愛があってほしい。愛がなければ、金は取れなんて言う人もいたけれど、そんなのはぜったいに嫌だ。でも、傷ついていたり、弱いところがあったり、満たされない寂しさがあったりすると、どうしてもセックスの欲望に打ち勝つことはできないのかもしれないなと思った。そう考えてみると、結婚ってなんなのかなって、思ってしまう。単に、なにかでつながっていたいだけなのかな。この映画を一緒に語れる人って、限られちゃうなぁ。でも、語ってみたい気もする。
ひろゆき

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