今年は観た映画を記録してみる

娼年の今年は観た映画を記録してみるのレビュー・感想・評価

娼年(2018年製作の映画)
2.0
石田衣良原作、三浦大輔監督・脚本に魅かれて観てみた。
でも自分にはあまり楽しめなかった。

途中で「なんだこれ、女向けのAVかな?」と思ってしまった。女向けのAVなのであればすごく素晴らしい作品だと思う。
ただ映画としては…
なんならAVでもこの作品以上に映画らしくて心に残る作品があると思う。

もちろん、良かった点も多々あって。役者さんは素晴らしいし、鬱々とした空気感も素晴らしい。
それ故に残念である。
愛の渦は楽しめたのにな。期待しすぎたのかな。


非現実的な内容をリアルにシリアスに描いている時点で楽しめなかった。
決して非現実的な内容がダメなわけではなく、単にエロ描写が多いからAVと言っているわけでもない。
何だか性的欲求を満たすための映像に見えるからAVだと感じるのだと思う。リアルにシリアスに見せられることで冷めてしまう。(AVなら興奮。)
もっとファンタジックに描いていたらすごく良い作品だったのかもしれない。例えばミシェルゴンドリーみたいに。


ドロドロとした欲望の表現は、リアルにシリアスに描くことが最適解とは限らないんじゃかいかな。とすごく生意気ながら三浦大輔に言いたい。