夜飯

娼年の夜飯のネタバレレビュー・内容・結末

娼年(2018年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

私には合わなかったな…という印象。
全体を通してすごく影の中の光や色を綺麗に映していて、絵作りはとても好きだった。

けど、あまりにも性行為のシーンが痛そうというか…快楽に溺れてるのか苦痛で泣きじゃくってるのか心配になってしまって入り込めなかった。あんなに高速でやられたら痛いと思…………。限界特殊性癖祭りも結構えぐかった。人の性癖を知るのがこんなに怖いことは無かった。予測できん。

片思いの女の子がお金を払って抱かれにきたシーンは苦しかった。りょうくんはプロなんだねみたいなセリフがしんどくて。自分に対して営業としてただの客として接していて、気持ちのなさを行為を通して知ってしまったから余計に虚しかったんだろうな。上手いだけというか。愛しさとかそういうものから生まれる心地良さはなかったんだなー……。本当に鬱すぎる。

無気力だった人間が、娼夫として生きることによって何かを得るみたいな話。職業問わず自分の世界を一夜で変えられたのすごい衝撃だったろうな…

苦手なテイストだったのでもう二度と見たくはないけど、経験として見るのはいいのかな…という感じの映画でした。本編ほぼずっと性行為のシーンなので、同性の子とツッコミながらおふざけで見るか、1人で耐えるかの2択しかない。

松坂桃李の体当たり演技は好感持てたし、生々しかったけど、激しさを表現するところがズレてたのかなと思ったり。あんなん痛いよ…
純粋に役者の演技や撮影技術はすごいと思う。
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