娼年の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

娼年2018年製作の映画)

上映日:2018年04月06日

製作国:

上映時間:119分

3.4

あらすじ

主人公は、森中領(もりなかりょう、通称:リョウ)。大学生活にも退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。 リョウの中学校の同級生で、ホストクラブで働く田島進也(たじましんや、通称:シンヤ)がある日、ホストクラブの客として訪れた女性を、リョウの勤めるバーに連れてきた。女性の名前は御堂静香(みどうしずか)。恋愛や女性に「興味がない」という領に静香は“情熱の試験“を受けさせる。それ…

主人公は、森中領(もりなかりょう、通称:リョウ)。大学生活にも退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。 リョウの中学校の同級生で、ホストクラブで働く田島進也(たじましんや、通称:シンヤ)がある日、ホストクラブの客として訪れた女性を、リョウの勤めるバーに連れてきた。女性の名前は御堂静香(みどうしずか)。恋愛や女性に「興味がない」という領に静香は“情熱の試験“を受けさせる。それは、静香がオーナーである秘密の会員制ボーイズクラブ、「パッション」に入るための試験であった。 最初こそ戸惑ったが、「娼夫」として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていくリョウ。「女性は退屈だ」と言っていたかつての姿が嘘のように、どんな女性の欲望も引き出し、彼との時間を過ごすことによって、彼を買った女性たちは自分を解放していく。やがて静香に対しても想いを寄せるようになるのだが・・・。

「娼年」に投稿された感想・評価

masukana

masukanaの感想・評価

3.7
好みは分かれると思いますが
私にはどストライクなストーリー!
最後に悶々とする感じが好き!
18禁とかそれ以上に深い映画だった。
小説も読んでみようと思います。
濡れ場シーンは安っぽいAVみたいで嘲笑もの。痛そうだし全然よくなさそうなセックスしか出来てないのにドヤ顔で、どうでした?とか聞いちゃうイケメン桃李くんが不憫で不憫で…笑

でも濡れ場に惑わされず、内容を楽しんでほしい。これはリョウと女性たちの解放と再生の話。
大学生の成長物語。
女性に目覚め、自分に目覚め、人に目覚める。
WOWOWのドラマで印象的だった真飛聖目当て。
最初の女性客とのやり取り、ドキドキする胸の高まりがビンビン伝わった!
ここまでで良かったかな…
途中から、これコント入ってるやんってのが時々あったりで、自分的には盛り上がらなかったけど、
色々考えさせられる作品でした。

恋人や配偶者にも言えない欲望って、誰でもありますよね…


あれ?


ありますよね!?
これだけ松坂桃李のエロくもない尻を見せられても…女性陣のエロさに比べると、今ひとつ桃李のエロさを感じなかった
チィ

チィの感想・評価

3.5
作品を観終わってもなお松坂桃李は普通だと思ってしまうし、舞台化時点から普通な領に彼を起用したセンスが光ってる。大げさな演技で感情の起伏で萎えさせない、個性で色をつけない、まっすぐな領があぁ人気の秘訣なんだろうな。初めの渋谷の帰り道のシーンは最早領より地上波で見る松坂桃李そのものだったし、普通と思える演技ができるってすごい。

駆け込んで観てきたけど、周りのリピーター率が高すぎて、え、そこ?で笑いが起きてスルメ映画なんだなと学んだ。
松坂桃李が演技力のあるAV男優に。
ストーリーはなかなか魅力的だったのだが、後半のドラマチックな展開(母親の素性、オーナーの病気)がちょっと大げさに過ぎる気がした。特に母親の過去については、あんな答え合わせみたいな説明をするぐらいだったら、匂わす程度で良かったのではないか。
テクニックの上達の表現はあれでいいのか?結局高速フィンガーテクはやるのかよと思った。
というか、そもそもこの映画で描こうとしている女性の欲望を満たすという目的は、あんなアクロバティックなプレイが出来るようになることではないのでは?
あと地名の表記は要らなかったかな。映像でそこがどんな場所かわかるし、ミステリーじゃないんだからいちいち表示する必要はないと思った。
Yoshimitsu

Yoshimitsuの感想・評価

3.6
こういうジャンルの映画初めて観た。 小説じゃないから観て楽しめてよかった!

演技大変そう‥
ひな

ひなの感想・評価

3.8
主人公が相手の懐に入って甘えるのが上手くて、居酒屋のシーンとか特に好き。現実に引き戻される瞬間の演出とか、色々。

セックスに限らず、悩みとか普段は必死に隠して生活してることを、主人公には素直に言える。それは知性とか包容力とか固定概念がないとか。同じ側よりも、普通の人に受け入れてもらえるってとても安心する。だからこそVIPになれるのだけど、その優しい頬笑み方だったり所作だったり、そういう演技がすごく素敵だった。

好きな言葉とか好きなシーンとかあって、とても楽しめた。
みつ

みつの感想・評価

3.6
下手なAVより相当エロかった。
官能的でございました。

や、もうストーリーはこの際いい。
映像の美しさよ。肉体の美しさよ。

AVすらこんな大画面で観たことないから、大きなスクリーンで観せられてなんかすごい体験しちゃったな感。お客さんも女性が多く、結構入ってて、みんなでこういう映像観るという初感覚。変な反応しないようにと妙に意識しちゃったりして。笑

共感ポイントがなさすぎてどうしようと思ったけれど、逆に共感できたらちょっと自分で自分に引くから、まぁいいか。

松坂桃李さんが出てなかったら観てないわけで、むしろ松坂桃李さんが出てたから観に行けたわけで、そうじゃなかったらこんなシネコンでいい時間にいいスクリーンで観れなかったんじゃないかなぁって思う。

皆さま脱ぎっぷりが素晴らしいし、まじめに演じているからか、正直、若干、ムラムラはするし(笑)、独りで観に行ってよかったです。


そして、同じ松坂桃李さん主演で2016年に上演されたという本作の舞台、興味本位でしかないけど今更ながら観に行きたかったなぁって思いました。
まるでセクシーなほくろのように。


今までたくさんの日本映画を見てきたけれど、こんなにセクシーなほくろに出会ったのは初めてだった。そもそも普段はほくろなんて気にも留めない。そんなものがなにかの拍子に目に留まって、おそらく色んな偶然、わずかな位置や光の加減、が重なって、訴えかけてくることがある。そして、それを見出した途端、陳腐な言い方を許してもらえれば、世界が変わってしまう。その冒険は驚きであり、素敵なことであり、また切ないことでもある。太陽の快活さが月の気品に変わるみたいに。昼は夜に塗り替えられ、一角獣の銀色の輝きとなってその面影を残していた。夜は真っ黒ではなく、彫りの深い黒を着こなしていた。ひとりひとりが魅力的なほくろを持っていて、それぞれの表情がコルクを抜いたそばの香りのように溢れ出し、ラベルには東京の地名が記されていた。まるでそれらは各編のタイトルであり、贅沢な短編小説を読み終えたかのような気分にさせた。なにより大事であったのは、娼年は女を連れ去る水夫ではなかった。彼もまたひとりの「女のいない男たち」だった。彼女たちにセクシーなほくろがあるように、彼にはボルドーワインの染みがあった。「女のいない男たちにとって、世界は広大で痛切な混合であり、そっくりそのまま月の裏側なのだ」。なるほど。だからこそ彼女たちは安心したのかもしれない。月の裏側の別名が、クラブ「パッション」なのだから。