めかぽしや

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男のめかぽしやのレビュー・感想・評価

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1番印象に残った言葉は
“服はその人が育てる”
です。
ドリスは長い間着てもらい、
その人流の着こなしが
服を育てることを言ってます。
そしてそんな服作りをするのが彼の
モットーでもあります。

素材にこだわり、
組み合わせにこだわり、
ピンと来る何かを求めて探っていく姿が
印象的でした。

フランシス・ベーコンに影響された
コレクションは一部の人にしか
売れなかったらしく
少し納得。

仕事でもプライベートでも
片時も離れないでいる
パトリックの存在も重要なんですね。

わたしは2016年のFWかな?
のランウェイにグリーンのグラデーションの絨毯を敷きつめたコレクションが
当時からとても印象強くて好きです。
高くて買えませんけどね。。。

ドリスは
ベルギーアントワープ王立芸術学院出身で
ビッケンバーグやアン・ドゥムルメステールを含めアントワープの6人と言われていて一目置かれている存在です。

仕事から得る満足感はコレクション終了時ではなく、フィッティングとの事。
些細だけど重要な仕上げをしてランウェイに送り出す姿はとても真剣だし、輝いて見えました。
そんな満足感は仕事を投げ出したい気持ちをすっぽりと包んでしまうのです。
これって職種は別でも当てはまる人は
多いはず。

こだわって丁寧に仕事しなきゃ!
と思わせる作品でした。
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