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ピンカートンに会いに行くのmuraのレビュー・感想・評価

ピンカートンに会いに行く(2017年製作の映画)
4.3
3週間ぶりの映画。仕事が忙しくて映画もなかなか見られない。そんなときにこの映画は…ちょっと癒された。

どこかで見たような…と思ったら『東京ウィンドオーケストラ』。松竹ブロードキャスティングの企画に、坂下雄一郎の監督。

かつて「ピンカートン」というアイドルグループのメンバーだった5人の女のもとに、三十代となった今、再結成の話が持ちあがる。ただ、かつての解散は仲たがいによるものであり、うまく「仲なおり」できるかという問題が横たわる…

仲たがいの中心にいたユウコが毒づく。「大人になったらそれは「仲なおり」と言わずに「謝罪」と言うんだからね」。

心を開くことがどれだけ大切か、でも大人になったらそれがどれほど難しいかということを教えてくれる。

その意味では、ピンカートンに「会いにいく」というタイトルが秀逸。グッとくる。

しかし、こういうのを演じさせると内田滋はハマりだなと。そして毎度毎度思うが、この松竹ブロードキャスティング企画の映画に集められる役者たちがホント面白い。
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