こまだこま

映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~のこまだこまのレビュー・感想・評価

3.5
粘土アニメーションのオープニング、絵巻物形式のエンディングがおしゃれだった。内容は子ども向けで面白おかしいネタが満載だったが、主題や作品のメッセージはとても奥深かった。

自分が正義だと過信してしまうと、人は簡単に変わってしまうこと。登場人物の変貌ぶりに、現代における宗教団体や思想による人々の統治を重ねてしまった。
また、マサオくんが等身大だったな。マサオやラン姉ちゃんは、自分より後にプニプニ拳を始めたのに、天性の才能によってのし上がっていくしんのすけに対して、悔しい思いを抱く。努力ではどうしようもならない天才型の人に対する僻みの感情は誰しもが持ってしまうものだと思う。けれど、マサオにはマサオにしかない優しさがあるということを自分で知り、自信を持ってもらいたいなぁ。
しんのすけのマイペース度合いはもはや羨ましいレベルであった。
それと途中みやぞんが出てきたけど、あれ必須なのかしら。。
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