Yukiko

アース:アメイジング・デイのYukikoのレビュー・感想・評価

4.3
2020年1月3日
『アース:アメイジング・デイ』 2017年イギリス・中国制作
監督、リチャード・デイル、ピーター・ウェーバー
           &ファン・リーシン

日の出から日没までの太陽の動きに合わせて、生き物の
1日を追ったドキュメンタリー映画。

まずは早朝、海でエイが海面をジャンプする瞬間を捉える。
ガラパゴス諸島では、イグアナの子供が孵化して砂から
顔を出した時、そのイグアナを食べようとヘビの大群が
待ち構えている。
そこを逃げて逃げて逃げ出して岩場の上に飛んで行って
太陽光をいっぱい浴びるまでのハラハラする場面が凄かった。
アフリカのサバンナ。
シマウマの子供が生まれて間もなく、濁流流れる川を渡る
試練を経験。
勢いのある川の流れに流されそうになりながら、母シマウマ
が励ます中、ようやく川を渡り終える。


面白かったのは、キリン同士の縄張り争いの対決。
若いキリンが勝ったかに見えた後、熟練キリンが機転をきかせ
逆転の首のスナップを使った首パンチ。
若いキリン、倒れる。
力で差があっても、頭を使って機転を利かせてその場をうまく
処理する…この熟練キリンがリーダーであり続けているのは、
頭脳があるからなのだろうなぁと思わせる首パンチでした。

ハンガリーのティサ川のカゲロウ、この上なく美しく撮って
いる。
水の中で幼虫で3年間、夕暮れ時に地上に出て、その日の内に
亡くなる、はかなげでもろく美しいカゲロウでした。

ニュージーランドのヒカリキノコバエの幼虫は、無数の美しく
青く光る糸を洞窟の天井から垂れ下げる。
その糸に寄って来た虫を捕らえる罠。


そんなこんなの様々な生き物の生態を映し出す。
ラストは、太陽が沈んだ後の夜空、オーロラ、そして街中の
ネオン。

知らなかった興味津々の動物の日常。
画面に魅入る。
生き物を間近で美しく撮っている、それを表す画面もまた
綺麗だ。4K画面だとか。

4K画像とは:
2Kと4Kの違いは、画面を構成する画素数の差だ。
2Kは1920×1080=約200万画素であるのに対し、4Kは
3840×2160=約800万画素。
つまり、同じ画面サイズなら、4Kは2Kよりも画素が4倍高密度
で、映像が緻密になる。
4Kテレビには「アップスケーリング」という解像度変換機能が
内蔵されていて、2K映像も画面いっぱいに引き伸ばして映し
出すことができるようになっている。
ここで気になるのが、引き伸ばすことによって映像の
クオリティが落ちることだが、心配は無用。
4Kテレビの多くの製品は、2Kの映像を4K相当の高解像度映像
に変換する「超解像」技術などの映像補間技術を搭載して
いる。
2Kコンテンツを4Kテレビで見ると、ハイビジョンテレビで見る
よりも精細感のある画質が得られるのだ。
4Kテレビの画素は2Kの4倍緻密なため、画素のツブツブが
気にならなくなる。
特に50型を超える大画面を近くで見るような場合、4Kテレビの
利点を実感できる。
(以上、価格.comマガジンより抜粋)
Yukiko

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