あっこっこ

夜の大捜査線のあっこっこのレビュー・感想・評価

夜の大捜査線(1967年製作の映画)
4.0
アメリカ南部の田舎町、人種差別の激しい時代に北部からの乗り継ぎでたまたま居合わせた殺人課の黒人エリート刑事が殺人事件を解決へと導いていくサスペンス。田舎町の警察官が殺人事件に疎くまるで昔の保安官のようだった。白人警官のいい加減な捜査を尻目に黒人刑事ヴァージルが鑑識官のように順序立てて死体を観察し、聞き込みをして謎を解いていく過程が面白い。ミステリーでありながら、ワンマンである警察署長との関係と地元民の黒人差別も生々しく描いている。殺害された被害者が綿花農園の大地主というのは「それでも夜は明ける」を思い出した。サスペンス、ドラマどちらも申し分なく楽しめた。面白かった〜それにしても、シドニーポワチエは品格があるなぁ、カッコいい!
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