夜の大捜査線の作品情報・感想・評価 - 5ページ目

「夜の大捜査線」に投稿された感想・評価

黒人差別の根深い南部地域における黒人警官による殺人事件捜査の物語。序盤は差別的な偏見を持っていた周囲の変化が印象的に描かれている。
おかだ

おかだの感想・評価

4.5
グリーンブック鑑賞して改めてレビュー。差別の様子が生々しくて、露骨にというよりはみんなが自然に行ってる感じがめちゃくちゃ気持ち悪い。実は一瞬しか出番がない植物大好き差別大好きおじさんはかなり脚色された人物やけど、それでもそんなに浮いてない感じが、とても不気味。
白人と黒人が最後はお互いに敬意を持つというか、人として認め合うというか、そういうまあ、ある意味お決まりの和解オチの描写としては、グリーンブックのやたらと綺麗な感じとはまた違って、やっぱりこれまでの事からちょっとぎこちなさが残る感じがめちゃくちゃしっくりくるなあと最後感動した。
それにしても田舎の特にアメリカ人警官はどんな映画でもだいたいこんなクズキャラやなとちょっと笑ってしまう
傑作。人種間の壁はあっても、警察官として仕事をするもの同士の敬意、ってとこか。
Hiro

Hiroの感想・評価

4.0
人種差別がまたまだ色濃く残る中、、キャリア刑事のポワチエが、、奔走し、、
やがて、蔑視していた地元保安官と心通わせるあたり、、やられた!!
ジワジワとくる、、
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0
‪「夜の大捜査線」‬
‪R.スタイガーがオスカー受賞した気迫迫る芝居と冷静沈着なS.ポワチエの芝居が凄く良い本作を久々に再鑑。物語は南部ミシシッピ州で殺人が起き、白人と黒人が対立する…公民権運動が盛んだった60年代後半に制作された本作はサスペンスとしても人種差別映画としても一見の価値ありだ。‬
あず

あずの感想・評価

3.6
シドニーポワチエ主演のサスペンス

黒人が白人の対して殴り返すというシーンを撮った歴史的に意義のある作品。

サスペンスとしての面白みはそこまでなかった気もする

クインシージョーンズの音楽おしゃれ
No.453
白人の作る黒人差別ものって感じで時代を感じる。まぁ白人が作っても黒人が作っても被害者意識は出てくるんだろうけど。
シズヲ

シズヲの感想・評価

4.5
刑事物でもあるけど、内容の本質は「都会派の黒人が人種差別で凝り固まった南部の白人社会に巻き込まれる」「野暮な白人達と聡明な黒人=白人視点で見た立場の逆転」というシミュレーションそのものなんだよな。黒人ということで誤認逮捕される冒頭の場面に始まり、ひたすら南部の白人達から差別や奇異の眼差しで見られる黒人刑事=シドニー・ポワチエの姿が生々しく描かれる。でも実際はポワチエの方が遥かに理知的で、対する白人はプライドにしがみつくように威圧を繰り返す……そんな様子がアメリカの人種差別の有り様を端的に表していて印象的。本作のポワチエは周囲の差別に対して確固たる怒りを持ち、決して周囲に媚びずに毅然とした態度を貫くのが好き。

ポワチエの渋さも純粋に魅力的で、事件慣れしていない現地の警察に対して極めて手際よく推理・捜査を行う姿は実にスマートでカッコいい。感情の機敏を表す演技も秀逸で、このへんはもう一人の主人公とも言える署長役のロッド・スタイガーもまた素晴らしい。最初はポワチエを邪険に扱っていたスタイガーが次第に彼の実力を認めざるを得なくなり、最終的には奇妙な絆が生まれるという流れにもグッと来る。このへんの流れを変に感傷的にせず、酒を飲む場面でのシンパシーなどを通じてどこかドライな雰囲気で描いているのも良い。刑事物としてもポワチエの優秀さでグイグイ引っ張りつつ、しっかり伏線やメリハリを作っているので十分面白い。
RICK

RICKの感想・評価

3.2
もっと強烈な主人公が協力せざるを得ない理由がほしかった。
終始安い挑発に乗せられて協力するように丸め込まれている印象。
凛太朗

凛太朗の感想・評価

4.1
で、デンゼル・ワシントン!
ではなく、黒人俳優の道を開拓した第一人者とも謳われるシドニー・ポワチエ主演の社会派ミステリー/サスペンスの名作。

原作はジョン・ボールの『夜の熱気の中で(In the Heat of the Night)』で、『ポセイドン・アドベンチャー』や『タワーリング・インフェルノ』などのディザスター・ムービーの傑作で脚本を書いているスターリング・シリファントが脚色し、監督は『華麗なる賭け』、『屋根の上のバイオリン弾き』、『月の輝く夜に』などのノーマン・ジュイソンで、アカデミー賞作品賞、脚色賞、主演男優賞(ロッド・スタイガー)、音響賞、編集賞の五部門を受賞。

知的なエリート黒人と、白人警察官所長のバディ・ムービーということで、所長を演じたロッド・スタイガーがオスカーを獲っていますが、263箱分のガムを噛み続けたというロッド・スタイガーさん、いい感じに小憎たらしい差別主義者の白人警官のステレオタイプを見事に演じておりますね。

エンディングこそハッピーエンドで終わるのですが、この作品も見方によってはアメリカン・ニューシネマであり、当時を反映した南部での根強い人種差別であったり、差別意識に伴う警察の怠慢や腐敗といったものがありつつも、白人の黒人に対する隠れたコンプレックスを炙り出すように、力を誇示するかのような皮肉な描写があるように感じる。
ただそんなことには動じないシドニー・ポワチエ扮するフィラデルフィア市警のエリート警察官ヴァージル・ティッブス。
頭は切れるし常に冷静でクールである。
自由の鐘や独立記念館などがあるフィラデルフィアは、アメリカらしい自由の象徴とも呼べる地だと思うので、ティッブスがフィラデルフィアから来たということは非常に重要な意味があるものだと思われる。
当時の公民権運動とも重なり、アカデミー賞作品賞を獲ったのは必然ともとれる。

しかしまぁ白人至上主義者というか、差別主義者というものは恐ろしい。
公民権運動が盛んなこの時期でも警察とKKKなんかの白人至上主義団体の癒着が実際あり、フィラデルフィアでも公民権運動家が謀殺されるといった事件があったみたいだけれど、迫害される側の多くは本当に怖い思いをしていたと思うし、今のあの国は、警察どころか大統領が表立って人種差別紛いのことやってるから、過去のことでは済まされないものがある。
そういった意味でも今観るべき映画かもしれない。
今は今で同じようなテーマの映画がいっぱい作られてるけど、これはその先駆けである。