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セント・エルモス・ファイアーのERIのレビュー・感想・評価

3.7
会社の先輩オススメ、貸してもらったDVDを観る。最近、80年代に興味があってファッションや音楽、当時の文化も面白くて仕方ない。今50代の人たちの青春時代。ダサかっこよくて目が離せないのです。たまらないな。音楽も最高!

本作は7人の溜まり場セント・エルモスを舞台にジョージタウン大学を卒業した同級生7人の青春群像劇。ありえないこといっぱい起きる。笑 めっちゃ好きだ、このよくわかんない感じ。20代って感じだ。なるほど「愛という名のもとに」はこの作品をモチーフにしてるのか。

一台の車に男女7人がぎゅうぎゅうに乗ってたり、友達の家に逃げ込んできたり青春がぎゅうぎゅう。よくわからないすれ違いの後に、名曲が流れたりして音楽がずるい。

カービーはウェイターとして働きながら弁護士を目指している。病院で憧れだったデイルに再会する。彼女は医師をしていた。デイルがオンとオフのギャップがあって魅力的。

ミュージシャンを目指すビリーは結婚してるけど、ふらふらと夢を見てる。大人になれないビリーは学生時代を思い出す。そんなダメな彼を心密かに好きなウェンディ。いい感じに分かり合えたのに、ちょっとしたことで大きく傷つけあってしまう。

アレックとレズリーは同棲中で、レズリーが好きなケビン。ケビンは一途なばっかりに周りからゲイだと思われている。ケビンが健気で素敵だった。自分の気持ちを答え合わせするシーンは、そうなるよね。そしてアレックがきて、そうなるよね。うぅ。二人が同棲してるお家がまたおしゃれで、壊れていく二人の関係でより切ない。

虚勢を張って生きていたジュールズは会社もクビになってクスリもやってどんどん破滅していった。それを理解してくれたのも友だった。ウェンディも過保護だったお家からでて一人暮らしを始めた。そしてビリーは妻と別れニューヨークに向かう。それぞれ自分の足で立つことを始めるのだ。
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