えむえすぷらす

SHOCK WAVEショック ウェイブ 爆弾処理班のえむえすぷらすのレビュー・感想・評価

5.0
香港警察もの。銃撃戦やカーチェイス、爆発シーンなど強烈。

爆発物処理班の警察官が主人公。「ハート・ロッカー」的な展開が途中入ってくるんですが、この時は本作が運の巡り合わせ、順番の物語だとは思っていなかった。そしてこの展開が最後に主人公自らの運命の選択につながる。
この観点で「フューリー」に近い作品かもしれない。戦いにおいて誰が死のクジを引くかは分からない。ただ指揮官はそういう死地へ部下を送り込む決断をしている。そして指揮官自身自らその死に当たる事がある。
それでも運に身を任せる決断をするプロフェッショナルでいられるのかどうか。彼は人にそれを命じて、自らもその立場に身を置いた。本作で描こうとした事はこれがすべてだろう。