ぐるぐる映畫

ホース・ソルジャーのぐるぐる映畫のレビュー・感想・評価

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)
4.0
9.11後、米軍が最初に行った反撃作戦の実話を基に映画化。

情報をあまり入れずに鑑賞したのでキャストの豪華さにも驚かされたり、久しぶりにヒリヒリする濃厚なものを見たので130分スクリーンに釘付けでした。

現地の反アルカイダ勢力と合流し共闘するというのがこのミッションなのですが…
この現地の反アルカイダ勢力がまぁ〜めちゃくちゃ。
まぁアルカイダという狂った連中を長年相手にしていれば戦う方も狂っているのも納得出来るのも確かなんですが…

郷に入れば郷に従えとでも言うのか終始振り回される米軍グリーンベレー。国や人種が違えばこんなにも思考や思想が違うのかと思い知らされる。

劇中に出てくる「ここではアメリカも一部族にすぎない」これは人様の国に介入するというのはどういう事なのか?という事を思い知らされる一言であり、この惨状のキッカケを作ってしまったアメリカに対しての皮肉にも聞こえました。

戦争映画に対して疑問も確かにあるのですが、こういったメッセージや作り手の信念があれば必要だと思うし、現在も各地で戦争は起こっているわけで、そういった事実から目を背けない意味でも戦争映画はあるべきものだと思っています。

この「ホース・ソルジャー」
見て損は無い一本かと思います。