ジャッキーケン

ホース・ソルジャーのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)
3.6
普通な戦争映画
これを基にした実話はすごいことなんだけど映画は普通って意味で普通
同じ事実を基にした戦争映画ならピーターバーグの「ローンサバイバー」イーストウッドの「アメリカンスナイパー」の方が監督が超一流だから娯楽的に見ても面白いし奥深さもある。本作は娯楽的には面白いし王道な展開ではあるが近年の戦争映画にあるPTSD的な要素はないむしろ戦争への後ろめたさはない爽快な2012年版「ネイビーシールズ」寄りの作品

何が普通って
インパクトが残る場面がない
王道の戦争映画展開
アメリカ万歳
まだ長編一作目の監督として見れば頑張っているが他の有名戦争映画に肩を並べるほどではない
それに米軍騎馬隊って聞いてたけど専門的な騎馬隊というわけではない
無理くり馬に乗らざるを得ない状況になりそれが映画最後までそれを貫いてるから騎馬隊と言われてる
邦題がどストレート

2年はかかると言われた作戦を23日でやり遂げる偉業は確かに偉業でも映画としては物足りなさを感じた
事実だからこれはしょうがないんだけど米軍兵士が一人も死なないってのは違和感だった事実だからしょうがないんだけども!!
仲間が死ぬ緊張感を感じられない
戦闘は空爆メインで残念
銃撃戦も新鮮味がない

トレバンテローズと現地の少年の交流にホッコリする
40連発のロケット弾を馬で掻い潜る場面も良かった
マイケルシャノンの老兵感もツボだったし
人を殺した目のくだりも好き

アフガニスタンは米国であっても一つの民族に過ぎない、残れば敵とみなされる、去れば臆病者と呼ばれる、アフガニスタンは帝国の墓場だ