このレビューはネタバレを含みます
12人の兵士はとても勇敢でたくましくてカッコ良いし、これが実話だと思うと背筋が凍る。
極秘ミッションだったせいで小説・映画化されるまでほとんどの人が知らない実話だったのだけど、こうして作品として出ているのだからみんなに観てほしい。世界中の人が知るべき偉業だ。
世界史の授業で、歴史上の戦争のほとんどが本当に無意味な争いばかりだと感じていたけれど、これは"意味のある戦い"だったんだなと強く感じる。日本人男子は草食系とか言ってないで、もっと見習って彼らくらい勇敢で恐怖に屈しない男になってほしい。
こんな素晴らしい歴史的事実を描いた作品があまり多くの人に観られていないのがとても残念。それに、基本的に客層が男性の大人というのが納得いかない。戦闘シーンは多いし、主演俳優さんがmarvel系で人気な方だから、アクション好きに観られるのかもしれないけど、、
でも最近映画館にわざわざ足を運んで観る人は減ったし、時間がない忙しい人ばかりだから、好き好んで重たい作品を選ばないのかもしれない…。時間を作ってでも観る価値のある作品だし、後味も悪くないと思うのだけどなぁ。
あと、アルカイーダやタリバンなどなど近年の国際情勢に近しいことも多く、問題意識を刺激する作品。これを観て、シリアや難民について考える人が増えたら、映画が映画の役割を果たせるはず。
