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ホース・ソルジャーのJIZEのレビュー・感想・評価

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)
3.6
約5万人のタリバン勢力に対してわずか12人で現地勢力の信頼を勝ち取り困難な闘いに挑む。ほぼ不可能な作戦の中で孤軍奮闘する主人公の様や死を免れない男たちの勇姿が画面いっぱいに戦闘シーンを通じて堪能できる。序盤でクリヘム演じるネルソン大尉が放った"誰一人失わない,帰国するには勝てばいい"という屈強な意思を貫き続ける強さが印象的だ。

現場に派遣された精鋭部隊が最初は現地勢力から見ず知らずの客として軽く見られていたが危険を省みず先陣を切っていく彼らの様に感化され兵士として戦士として認められ仲間の絆が深まるプロセスは戦闘描写以上にモーションあり見応えがあった。一般市民が虐殺されたり兵士が殺害されるシーンがないわけではないので苦手な人には当然向かないかも。作風の深みがない大味感や政治の動向はさて置き主人公たちの孤高な戦闘に感動できる作品であった。
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