りく

ホース・ソルジャーのりくのレビュー・感想・評価

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)
4.5
『キングダム/見えざる敵』
『ゼロ・ダーク・サーティ』
『ローン・サバイバー』
『アメリカン・スナイパー』

などなど、これまでにもアメリカの対中東テロを描いた作品は幾つも見てきた。

アメリカにはアメリカの、そして中東には中東の正義がある(善悪や思想や実現手法はひとまず置いて)という描写をしているものが多かったので、片側視点に偏っていないという意味では見応えがあった。

この『ホース・ソルジャー』はそういう意味だと上に挙げた作品群とはちょっと違って、見事な勧善懲悪というべきか、テロ組織は有無を言わさず悪で、それに立ち向かうアメリカ軍&アフガニスタン同盟組織、という描写になってるから、「感情移入しやすい」という点ではこの作品が最適かもしれず、9.11同時多発テロ以降のうんぬんをそれほど詳しく知らなくても映画作品としてグイグイ引き込まれていくと思う。

彼等の勇気や決断に拍手を送ろう。実話に基づいた作品だけに、そういう気分にさせてくれる。

ひとつ難を言えば、「ホース・ソルジャー」っていう邦題が良くないね。見る前に誤解を生むし、見た後はとても安っぽく感じる。
りく

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