モアナ~南海の歓喜~の作品情報・感想・評価

モアナ~南海の歓喜~1980年製作の映画)

Moana with Sound

上映日:2018年09月15日

製作国:

上映時間:98分

4.0

あらすじ

「モアナ~南海の歓喜~」に投稿された感想・評価

masa

masaの感想・評価

4.5
先日東京フィルメックスにて。
これは、もう点数とか付けられない(付けてますが…)。とてつもなく貴重な映像を観た気がした。

「ドキュメンタリーの父」ロバート・フラハティが英領サモア島で、原住民の日常生活をカメラに収めた1926年ドキュメンタリーの傑作。それのサウンド版。

この島で暮らすルペンガー家には、モアナとペアという二人の息子がいた。一家は、常食とする里芋採りに出かけ、イノシシの通る道に罠をかけ、珊瑚礁の岸に寄せる波間に、丸木舟に乗って採集にでかけ、家では母親が家族の帰りを待っている。モアナと婚約者ファンガゼは、結婚式の準備のために踊り、モアナは、成人式の刺青をしてもらい、いよいよ村人の歌声とともに挙式の準備が整う。

1926年のサモア島の映像……凄い。
約90年前の世界をモノクロだが、はっきりと観ることができた。興奮してしまった。
そして海がキレイです。モノクロなんだけど、水面の下の岩がはっきりと見える。たぶん、恐ろしく透き通った海水だったのだろう。海ガメを捕らえるシーンがあるのだが、ちょっと離れた陸地から槍をポーンと投げて、海中のカメに命中して、カメめがけ飛び込み素手で巨大な海ガメを捕まえていた。超人か……ターザンみたいなこと平気でやってたんだろうなと思う。
少年のペアが、ビルの8階建て位はありそうなヤシの木🌴に抱きつき楽しそうに登っていき(滑って落ちたら間違いなく死ぬ高さです)平然とてっぺんのヤシの実を落とす。登っているシーンがとても絵になる。
思い出すだけで興奮してきてしまった。
刺青を入れるシーンが痛そうだったな…
いやー映画ってほんとに素晴らしい。
yusuke

yusukeの感想・評価

3.0
波の音、風の音、言葉が心地よいBGMになって、ただでさえ豊かな映像をよりドラマティックに演出している。絵画的な構図の美しさと、その中での動きがぶつからない感じが良かった。ワンカットワンカットで勝負してる感じ。
ゲル

ゲルの感想・評価

3.6
ドキュメンタリー好きとしてはぜひ劇場で観ておきたくて鑑賞。
少年の笑顔が良い。
モノクロだが、サモアの人々ののびのびとした暮らしが肌で感じられる。
食生活が豊かだった。
後付けとは思えない音声も素晴らしい。
味のあるフォントの文字が素敵だが、映像と字幕で完全に画面が切り替わるので多少目は疲れる。
また、人々の会話に字幕はつかないので何をしゃべっているのかはわからない。
100年前の南海における営みを丹念に記録し、我々をその失われた世界へと時空を超えて連れて行ってくれる作品です。音つきでより生き生きと、制作当時よりも現在、未来へとその価値が増していくことでしょう。

恵まれた自然の中で、芋を取ったり狩りをしたりする様子を映し出しますが、時間感覚が失われ、まさに楽園といった気分になります。暮らしの中で繰り返されてきた所作には無駄がなく、とても美しいものです。

撮り方や見せ方は、緩やかでありながら、工夫が凝らしてあり、我々のセンス・オブ・ワンダーを呼び覚ましてくれます。そして観終わり現在に戻ると、切ない気分になるのでした。
はじめ

はじめの感想・評価

4.3
「サウンド版」と聞いたときは、なにかあとからBGMなどつけたということかと早合点し、「余計なことはやめてくれ」と思ったが、どうやらフラハティの娘が現地でアフレコしてきたということらしく(撮影から50年後!)、とても不思議な魅力を持った映画だった。
まずは台詞的な部分までちゃんと声が入っており、おどろく。特に火にかけたココナッツミルクが石にこぼれてジュッという音を立てるところには感動した。
今どきの「同時録音となじませるためのアフレコ」ともまた違うが、普通に技術的な精度も高く、これはいったいどうやって録ったのだろうか。想像もつかない。

日々の暮らしの仕事をひとつひとつを追っていくスタイルは『極北のナヌーク』にも共通しているが、高すぎる椰子の木のてっぺんまで登る子どもや、激しすぎる波に倒れ込む男たち、やたら強そうな蟹を焼いたり、生きたままの亀の甲羅に穴を直開けするなど、色々トゥーマッチ。
また、モアナという青年が大人になるための通過儀礼として入れ墨を入れるというストーリーがあり、「がんばれモアナ!」といういささか直接的なテロップが二回出てくるところも最高。彼が伴侶となる女性といちゃつくシーンもほほえましく、カップルで踊るダンスシーンの躍動感などは、それこそサウンドのグルーヴと相まって最高の時間だった。

一番すばらしいと感じたのは、ラスト、眠っている子どもが腕に止まったハエを払うところ。彼がカメラの前で寝ている、というその真実味は胸に迫るものがあり、創生期のドキュメンタリーがこんな地味なカットをわざわざ撮っていたということに驚く。
子どもをやさしく見つめる老婆のインサートも、ラストカットの遠景もあまりにも物語的で、『モアナ』を通して、ドキュメンタリー映画ははじめからフィクションだったのだという思いを新たにした。
aaaaa

aaaaaの感想・評価

4.0
元が無声映画だったとは思えないほど、とても丁寧に音声が追加されていた。

物が落ちる音、削る音、波の音、現地の言語など…

島の豊かさ、独特な文化がよく伝わってきた。

モノクロなのに、透き通った青い海が目に浮かんだ。

言語はたぶん、現地の言葉で何を話しているかわからないけれど、字幕が多すぎなくて良かった。

映像をみていて、びっくりさせられることばかりだった。
すごく高い木に登ったり、亀の甲羅に穴を開けたり、刺青を入れたり、、

1925年当時、これをみた人々も驚いたのかな〜と思った。

当時のドキュメンタリーにはやらせもあるらしいので、どこらへんが演出なのかが気になった。
mmmcy

mmmcyの感想・評価

-
娯楽として楽しむならこのくらいの創作は許してね、というかんじの世界。
an

anの感想・評価

4.5
再現の再現もまたドキュメンタリーであるという妙。サウンド制作は奇跡的にも感じられる。海の素潜りシーンが美しい。いや、他にも美しいシーン多々。皆いい笑顔。
2つ隣の席にヤンキーだった頃の菜々緒みたいな顔立ちをしたバチバチな制服ギャルがいてビビった
manatee

manateeの感想・評価

3.0
先生が見たいがために授業で行ってきた!後から音をつけたって信じられないくらい違和感なくて最初の波の音がすごく心地よかった。イノシシが捕獲されるときの鳴き声が苦しかったしカメがとられるときも苦しかったけど、自然と隣り合わせで生きている、共存しているってこういうことか。と思ったし、わたしもどっちかというとああいう自然の中で生活していきたいと思う。今の日本にいると自分の民族の伝統とか文化とか儀式をずっと大切に持ち続けることの難しさが分かるから、こうやって大切に継承し続けてる姿がわたしの中で熱いものになった。
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